2年間を振り返って

思い起こせば二年前、私達は看護への道を進む喜びと、新しい仲間との出会い、そして、これから始まる学校生活への期待と不安に胸を膨らませ本校に入学しました。入学当初に行われたブラインドウォークでは、視覚障害のある方の不自由さや恐怖を体験し、相手の立場に立って考えること、相手に思いやりを持って行動することの大切さを知る事が出来ました。その時に感じた手の温もりを多くの人に伝えていきたいと強く思いました。その後、授業が始まると、専門的な用語が多く十分に理解するには時間を要しました。試験では、仲間と共に励ましあったことが思い出されます。そして、学校行事を通して、これから目指す看護の道で欠かすことの出来ない責任感と仲間と協力し合う事の大切さを認識することが出来ました。戴帽式では、ナースキャップの重みと、ナイチンゲール誓詞の言葉を胸に、准看護師になるという決意を新たにすることが出来ました。臨地実習では、知識や技術を深めることが出来たと同時に、ある患者様との貴重な出会いがありました。 「脳出血」で、麻痺や拘縮があり自力で寝返りが出来ず、話すことさえ出来ない状態でした。手浴を初めて行った時、洗面器のお湯に手が浸からず、痛みの為、途中で拒まれ上手く出来ませんでした。グループメンバーに相談し、関節の可動域や可能な体位、クッションの位置などをどのようにすれば安全・安楽な方法で実施できるのか試行錯誤を繰り返し、声かけも工夫しながら毎日実施をさせて頂く中で、ある変化に気づくことが出来ました。最初の頃は、苦痛とも見える表情だったのが、徐々に和らぎ最終日には拒まれることもなく、私たちに身を任され、気づくと眠られていたのです。私はこの瞬間、信頼して頂けたのだと実感が湧き、看護の魅力を知り、もっと看護を学びたいと胸を熱くした事が忘れられません。その後も指導者の方や先生方は私達が看護の根拠が理解できるよう導き、個別性のある看護を計画する上での様々な糸口を示して下さり、充実した実習へと繋げていくことが出来ました。看護の展開では、患者様に必要な看護が見いだせず、看護の道の険しさを痛感し、自分の無力さに涙したこともあります。しかし、患者様は、未熟である私達を受け入れて下さり、幾度となく「ありがとう」という言葉をかけて下さいました。本当に感謝の気持ちで一杯です。励まし合った仲間たち、そして私達の志を尊重し、精一杯応援してくれた家族全ての人達の助けがあったからこそ無事に二年間を過ごすことが出来ました。学校で培った多くの学びを糧とし、准看護師として、また一人の人間として成長し続けられるように日々努力していきたいと思います。
(第62回卒業生 O.Cさん)

戴帽式を終えて

昨年4月に入学し、もうすぐ一年生になります。仕事や家事、子育てと学校の両立で慌ただしく過ぎていった日々でした。はじめは何を学ぶにしても、右も左もわからず大変でしたが、徐々に人体のしくみや疾患への理解、基本的な看護技術が身についていく感覚があり、先生方の言われていたとおり根拠を知る事の犬切さも実感しました。本日、戴帽式を迎えるにあたり、自分が看護師という資格を取得するために入学したことや、自分が何のために、どのような志を抱き看護師を目指すと決めたのかを思い出し、また明日から頑張る意欲が湧きました。臨地実習も間近に控えているので、気を引きしめて勉学に励もうと思います。何より、お世話になった講師の先生方やいつも見守って下さる本校の先生方の前で、一緒に努力してきた仲間と共に戴帽式を迎えられたことが嬉しいです。
( 第63回生 S.M さん)

今回、戴帽式を終えて私は新たなスタートをきりました。4月から今日までは、本当に早く過ぎていき、自分はしっかりと看護カを身に付け、成長できているのか不安に思うこともありました。でも、今日ナースシューズを履いて、ナース服を着て、ナースキャップを被って、自分の未来図が見えた気がしました。もうすぐ、実習が始まりますが、自分が今まで学んだことを惜しみなく発揮したいです。また、命に直接的に関わる仕事なので、常に緊張感をもち、自分の行動や発言に責任をもって看護をしたいと思います。今日の戴帽式は、私の決意を強くするものであり、ここまで頑張ってこられたのは周りの支えてくれている人たちのおかげだと改めて気付かされました。
( 第63回生 H.U さん)

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