ごあいさつ

一般社団法人 飯塚医師会 会長

松 浦 尚 志

平成31年度事業計画

平成31年度は現執行部3期目最終年度、また平成最後の年、飯塚市医師会と嘉穂医師会の合併50周年という記念すべき年となります。これまでの事業の総括的な展開を図り、今後の医師会運営の継続可能な活動の基礎となることを目指します。
平成31年度に取り組む課題はまずは地域包括ケアシステム構築の深化発展です。この5年間、医療介護連携事業として多職種のネットワーク作りを第一の課題とし5ブロック地域包括ケア推進協議会による多職種の顔の見える関係作り、グループワークを通しての地域課題の抽出、成果指標策定を行ってきましたが、いよいよ次年度からは課題解決に向け、成果指標を確認しながら各種事業を進めていく予定です。
地域医療構想に関しては、これまでおもに公的病院の病床機能にかかる調整がその根幹であり、これまでの公的医療機関での調整が主体でしたが、次年度からは有床診療所を含む全病床が対象となり、その概要を周知することが求められています。最終的には自主的に病床機能を考えることとなっていますが、基本的には過剰な病床機能に変換することは認められていません。この構想にむけて飯塚医療圏でも地域医療構想調整会議において粛々と会議を進めていますが、今後は外来機能に関しても網がかけられる様な様相を呈しており、自由開業制への規制ともとられる政策が協議されています。地域の外来機能の可視化まではいいとしてこれが開業規制につながらないように注視していく必要があります。
糖尿病性腎症重症化予防に関してはネットワーク作りも進み、いよいよ特定健診において糖尿病、および予備軍にアルブミン尿定量検査を導入し、早期糖尿病性腎症の早期診断治療、行動変容への介入を地域ぐるみで取り組むという全国的に見ても進んだ事業展開をみせています。成果指標としてこの地域の透析導入患者を減らし、特定健診における糖尿病患者を減少させることを目標としています。
大規模災害時の行動計画策定も急がなければなりません。災害時の医療救護活動につきましては、医師出動時の費用弁償、二次災害被災時の補償、医療事故の対応等につき二市一町との間に協定が交わされましたが、これを受けまして飯塚医師会内での具体的な行動計画を策定するとともに地震水害を想定した研修、訓練をおこなっていかなければならないと考えます。
最後に平成30年7月に医療法、医師法改正が行われ、地域における医療提供体制を確保し、医師偏在解消するための医師確保計画、外来医療機能偏在を是正するための外来医療計画を策定することとなっています。医師会としてもこれらの改正法に対応していかなければなりませんが、各医療機関においても検体検査の管理体制整備などの改正に対応する必要があります。
そのほか、麻疹風疹対策、働き方改革、消費税増税と今後いろいろなことに対応していかなければなりません。
会員の先生方の諸事業への積極的参加ならびにご協力をお願いいたします。

重点項目

  1. 地域医療の連携及び対策(地域包括ケアシステムの構築・深化および地域医療構想の周知)
  2. 福岡県医療情報システム(とびうめネット)の拡充
  3. 組織力強化への取り組み
  4. 医道倫理の昂揚(自浄作用活性化の推進)
  5. 救急医療対策の推進
  6. 休日在宅当番医制・病院群輪番制・大災害時支援態勢(災害時行動計画の策定)、飯塚急患センターの充実

  7. 生活習慣病対策、認知症・精神保健対策
  8. 各種検診、人間ドック、がん検診、特定健診・特定保健指導事業の推進
  9. 広報活動、市民公開講座の充実<
  10. 医療法及び医師法改正に関する対応
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