医師会の歩み

飯塚医師会の沿革

当医師会は、昭和44年(1969年)4月、飯塚市医師会と嘉穂医師会との合併により社団法人飯塚医師会として発足しました。
平成26年4月1日に非営利徹底型の一般社団法人飯塚医師会へ移行しましたが、引き続きこれまでと同様、地域医療の推進のために努力してまいります。

飯塚医師会の起こり

本会の起源は、明治20年(1887年)頃の任意的組合組織にはじまります。 当時の福岡県嘉穂郡は、現在の飯塚市、嘉麻市、嘉穂郡とを合わせたものでありました。 明治40年(1907年)に内務省令に従い嘉穂郡医師会を設立いたしましたが、昭和7年(1932年) 飯塚に市制が施かれたのを機に飯塚市医師会が嘉穂郡医師会より分離発足いたしました。
戦後の昭和23年(1948年)両医師会は民主的な社団法人として新たな再出発をいたしましたが、 嘉穂郡医師会は昭和29年(1954年)山田町に市制が施行されたことで嘉穂医師会と改称、また昭和38年(1963年)には幸袋、鎮西、二瀬の3町村在住の嘉穂医師会会員が飯塚市との 合併による行政区の変更のため飯塚市医師会へ編入となり、翌39年(1964年)両医師会は合同で現在の医師会館を建設、その後急速に合併の気運が高まり、昭和44年(1969年)4月飯塚市医師会 と嘉穂医師会とは60余年の歳月を経て再び大同団結し社団法人飯塚医師会を設立するに至りました。
また、公益法人制度改革に伴い平成26年4月1日より一般社団法人飯塚医師会へ移行しました。
本会は、地理的に筑豊地方の西南部に位置し、飯塚市、嘉麻市及び桂川町を区域としており、 地区医師会の使命として、旧産炭地の地域医療の普及充実に会員一丸となって取り組んでまいりました。
現在は、地域医療の連携及び対策(地域包括ケアシステム構築)を重点事業項目として、かかりつけ医体制を充実するとともに、病診連携、診診連携、病病連携をシステム化し、地域社会の中で、その存在が目に見える形にすることを目指しております。平成27年7月の新会館への移転を機に併せて事業部門を同一施設内に統合し、また地域包括ケア推進センターを開設いたしました。地域の医療・介護の一層の連携とさらなる展開への足掛かりにしたいと考えております。

飯塚医師会の年表

1907年 嘉穂郡医師会設立
1932年 飯塚市医師会分離発足
1948年 両医師会とも社団法人として再出発
1952年 准看護婦養成所設立
1954年 嘉穂郡医師会を嘉穂医師会に改称
1964年11月 現医師会館落成(飯塚市医師会、嘉穂医師会合同)
会館内に臨床検査センターを併設(センター内に検診部を設置)
1969年4月 飯塚市医師会と嘉穂医師会の合併により飯塚医師会を設立
1978年4月 准看護養成所を「飯塚医師会看護高等専修学校」に改称
1979年4月 飯塚市の委託により「飯塚休日夜間急患センター」の運営開始
1979年8月 臨床検査センターを急患センター内に移転配置
1994年4月 飯塚医師会訪問看護ステーション開設、訪問看護事業開始
1996年6月 福岡労働局の委託により「飯塚地域産業保健センター」事業開始
2000年4月 飯塚医師会ケアプランサービス開設、居宅介護支援事業開始
2012年12月 衛生検査所「飯塚医師会臨床検査センター登録」
2014年4月 一般社団法人へ移行:一般社団法人飯塚医師会
2015年7月 飯塚市吉原町1番1号の再開発ビル「サンメディラック飯塚」内に移転
2階 検診検査センター、飯塚急患センター

主な表彰

1976年6月 日本対ガン協会賞
( 炭坑閉山の社会的変動に即応し広汎に胃集団検診を実施普及せしめ地域住民の健康管理に貢献した功績 )
1978年5月 厚生大臣表彰
(多年公衆衛生の向上に寄与した功績)
1979年11月 第38回西日本文化賞受賞「社会文化賞」受賞
(旧産炭地における地域医療の振興につくした功績(特にB型肝炎検診))
1981年12月 労働大臣表彰
(労働保険事務組合として雇用保険の適用促進及び保険料の納入等に関し率先して尽力し中小企業労働者の福祉の増進に寄与した功績)
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