飯塚医師会看護高等専修学校

先輩からのメッセージ

先輩からのメッセージ

2年間を振り返って

思い起こせば2年前、私達は看護の道を志し、期待と不安を胸に入学しました。学校生活は年齢も境遇も様々な学友との出会いから始まり、入学当初から懸命に学ぶ毎日でした。見慣れない看護用語の数々、高度な専門知識、どれもが新鮮で興味深いものでしたが、それらを理解するには多くの時間を要しました。しかし、学友とは、日々の授業や試験対策、グループ活動を通して打ち解けていき、お互いが同じ志を持つかけがえのない仲間へと絆が深まるのを実感しました。
2月の戴帽式では、ナイチンゲール誓詞の言葉を胸に准看護師という責任と決意を新たにしました。
2年生になると本格的に臨地実習が始まり、今まで学んだ知識や技術を活かす場となりました。しかし、患者さんを前にすると緊張してしまい思うようにはいかず患者さんへ実際に援助を行うことの難しさと自分の技術の未熟さを痛感しました。
成人看護実習では、パーキンソン病の方を受け持ちました。新型コロナウイルス感染防止のため、患者さんに触れることが出来ない中、どのような援助が出来るのかを考えながら患者さんの思いや希望を知るためにコミュニケーションを図っていきました。患者さんは人と会話をすることを好まれ、傾聴していく中で、「今より声が出せるようになりたい」という思いを知り、パーキンソン症状である構音障害、嚥下障害があることに着目し、指導看護師から助言を頂きながら看護の目標や計画へと結び付けていくことが出来ました。具体的な援助については、指導看護師や作業療法士等も含め相談し、患者さんが楽しみながら実施できる援助内容として、言語運動を載せたリハビリノートを作成し援助を行うと、とても喜ばれました。しかし、ある日、腰痛を訴えられ疲労感が出現してしまいました。私は、少しでも早く患者さんの希望を叶えたいと思うばかりで、身体への負担の配慮に欠けていたことに気づきました。それからは焦らず、患者さんへ負担がかからないように表情や睡眠状況、バイタルサインなど、様々な情報を考慮した上で援助を実施していきました。この経験から自分がどう援助したいか、ではなく患者さんにとってどんな援助が必要なのかを考えることが大切であることを実感しました。
この2年間は、講義や実習、資格試験など厳しい道のりの連続でした。何度も挫けそうになりましたが諦めずに前に進むことが出来たのは、同じ夢に向かって努力する仲間や家族・先生方の支えがあったからだと思います。沢山の方々と出会い、多くの貴重な経験を得ることが出来、充実した日々でした。私達は、明日からそれぞれの道を歩んでいきます。母校で学んだことを糧にし、人とのつながりや思いやりの心を大切にしながら信頼される准看護師になれるよう日々精進して参ります。
(第70回生 Y.Aさん)

戴帽式を終えて

私はリハーサルの時から少しの緊張と多くの楽しみ、希望を感じていました。本番は練習やリハーサルと違って外部の講師の先生や学校長などが来られており、いよいよ今から本番なのだと緊張が増しましたが名前を呼ばれて歩いていき、先生の前に立つと優しい笑顔で迎えてくださり緊張がほぐれました。
学校へ入学してからの約一年間は毎日朝から仕事をして、授業をうけ、戻ってからはまた夜まで仕事をし、家に帰っては課題にテスト勉強をするというハードな日を過ごしてきました。仕事が忙しくきつい時や課題が多くくじけそうになった時もありましたが、それは私一人じゃないと思って仲間のことを考えながら日々を過ごしてきました。その仲間とこうしてこの日を迎えられたことがとても嬉しく、自分を誇らしく思います。
(第69回生 Mさん)

戴帽式を終えて

本日、戴帽式を終えて、改めて看護師になるという決意をさせて頂きました。
現在、戴帽式を行わない学校もあると聞きましたが、実施して頂き看護師としての意識を高め、責任の重さを感じる事ができました。また、看護師とは、知識や技術、優しさと強い信念も大切だと感じ、どのような看護師になりたかったのか思い返す事もできました。
今後、実習も始まり、沢山学ぶ事もあると思います。また、辛い事も沢山あると思いますが、その際には、戴帽式の事を思い出し、乗り越え、患者さんやそのご家族の方々に、あの看護師さん良かったね。と思って頂けるような看護師になって行きたいと思います。
(第69回生 Tさん)

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